博士の愛した数式

サスペンスでもこの先どうなっちゃうの?的なハラハラドキドキの展開ではないのだけれど、楽しく読めました。
なぜ自分は理数系の道へ進んだのだろう?国語や英語よりも数学や理科がなぜ好きなんだろうという謎がわかったような気がします。
謎や問題に関して、数学は明確な答えを用意してくれますよね。(我々のレベルではです)
小説やアニメ、マンガもそうですが、いろいろ謎があって明確な答えが用意されているものが好きです。
エバンゲリオンのような謎はいっぱいあるけれど、明確な答えが全く用意されていないものは基本的に嫌いです。
読者の想像とかに任せるというスタンスが好きな人もいますが、私はやっぱり明確な答えが用意されてないとダメです。
数学や理科は謎を解くために様々なヒントを手に入れ、活用し変換し答えに迫っていく・・・。そういうのが好きなんでしょうね。
私は。
さて、読書中は作者のマジックに見事にひっかかってます。文中に
「1−1=0・・・なんて美しい数式なんだ・・・」
見たいなのがあります。
読書中は、ほんとだ、なんて美しいんだ・・・・。
と感じていましたが、今改めて考えるとどこが美しいのかさっぱりわかりません。