時をかける少女

やっと見ました。アニメの方ですよ。
青春は2度と帰らないというか、少女から大人へみたいなありきたりな言葉しか思いつきませんが、とても良い作品です。まだの人はどうぞ。

正直、泣くつもりでスタンバイしました。アルコールが入ると号泣確率も高くなるので、一杯引っかけての鑑賞でした。しかし、イマイチ物語の世界にのめり込めません。何でだろう。
自分の17歳の頃はどうだったかなあ、と思い出した時理由がわかりました。

私の人生の中で最も暗黒だった時代が高校生活です。燃えるような恋もなく、部活に燃えたかというとそうでもなく、何もかも中途半端な、一言で言うとさえない3年間でした。私はこの3年間を「大学で思いっきり遊ぶためのサナギの時期」と呼んでおります。そんな私は高校生活の青春ドラマを見ても、イマイチ感情移入できないのであります。(うる星とRと逆境ナインは別だけど)

この物語の主人公の様に過去にさかのぼれてやり直せるなら、やっぱり高校入学かなあと思います。そんで、勉強に部活に燃え!怪しい趣味とはおさらばして!・・・・と思ったんですが、それなりに頭が良くなればK大学には行ってないわけで、そうなると、私の人生上重要なキーパーソン数人には確実に出会っていないだろうし、怪しい趣味ともおさらばしていれば、さらに重要なキーパーソンにも出会ってないし、そうなると某出版社との関係もなかったわけで、そうなると最重要キーパーソン(かみさんのこと)にも出会ってないことになるよなあ。もちろんうどんにも出会ってないし・・・。

もし,あの時,ああしていれば,あの選択をしていれば,と考えればきりがありません。そんな思いにグレンラガン
「もしとか,たらとか,ればとか,そんな思いに惑わされるな。自分の選んだ一つのことが,おまえの宇宙の真実だ。」
と,ずばっと解答をくれます。
結局,最後はグレンガランでしめるのでした。


あ、もう一つ。主人公の女子高生と同名で、なんか、いやでした。