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今日からまた片道1時間の通勤です。
仕方ないとはいえ、この通勤時間とガソリンをもっと有益に使えたらと思わずにはいられません。
さて今日からは、実践授業で得られたデータを検証します。一日中アンケートやら感想やらとにらめっこです。
アンケートの質問の中に、中学校になって理科は好きになったか、嫌いになったかを問う質問があります。その中の理由に
好きになった理由→先生が好き、おもしろい、教え方がいい
嫌いになった理由→上の逆
というのがかなりの割合を占めます。この手の理由は学校には付きものですが、あえて疑問を投げかけます。
生徒達の上記の理由の基準は、必ずしも「学力をつけてくれる」「将来のためになる」等ではありません。「おもしろい」「やさしい」「きびしくない」等のその時間を楽しく過ごせるかどうかが重きを占めるような気がします。ですから、生徒のためにと厳しく指導する先生達は一見人気がありません。しかし、生徒達も厳しい指導に愛があるかないかは鋭く察します。厳しいけど愛のある指導には、必ず生徒の指示も集まります。
で、何が言いたいかというと例えば生徒による人気のある先生ベスト5とかをすると、上位に来る先生が必ずしもよい先生とは限らないということです。しかし、それだから人気がないけど、いいのかというと疑問です。人気の理由はどうであれ、その先生が好きだからその教科を勉強する。その先生が嫌いだからその教科を勉強しない・・・。勉強がよくできる生徒は別にして、半分以上の生徒が先の理由で教科の好き嫌いが決定するように思えます。勉強をしないのを人のせいにするな!と言われそうですが、現実としてこの決定理由は大きいと思います。
極論です。私はこの先生に理科を教わりたい。この先生に数学を教わりたい。という気持ちは大切にすべきだと思います。教員はそう思われるよう努力すべきです。現在のシステムは、お客さんはほっといてもやってくる状態です。そんなシステムで向上心のない教師が向上するわけがありません。大学の先生や予備校の講師等は生徒側に選ばれるシステムですよね。
最後に私のせいで理科が嫌いにならないよう、私も努力します。(たぶん)